私は「資料作成お願い」という言葉がこの世で一番イヤな言葉でした。
「え?何を書けばいいの?私の言葉で??」
「どんな順番で書けばいいかマジでわかんない」(構成なんてわからん)
とりあえず書き始めるけど、途中で図表の配置や見た目が気になって、ふと気がつくと「あれ?なに書いてたっけ?」・・・
そして提出するも「んー、こういう事じゃないんだよなー」とのお言葉をいただく・・・
こんな状況をどうにか脱却したくて、資料作成の本を読み漁っていたのですが、こんな私にもやっと腑に落ちる本が見つかりました!
いやいやながらに資料作ってきましたが、なぜ「イヤ」だったのか、その原因が掴めてきたのでご紹介します。
私の資料には目的がなかった
第一に、資料作成の目的が私には伝わってなかった事が一番の要因としてあげられます。
「この資料を読んで相手に期待する変化は何か?」
”行動”が変わってほしいのか
”状態”が変わってほしいのか
”感情”が変わってほしいのか
どれが変わってほしいのかが明確でないと、資料の方向性や伝えるべき言葉が作れないとのこと。
目的が明確ではなかったので、「なに書けばいいの??」状態になっていたという事なんですね。
まず、目的が明確でなければ資料作成の依頼者(上司の方など)に目的を確認しましょう。
もし、上司に資料作成の目的を伝えられずに「作っておいて」と言われた場合、どのように確認すべきかなどもこの本には記載があります。
資料の見た目をキレイにする努力しかしていなかった
資料の見た目をキレイにする方法はwebや本などにいろいろ書いてあるんですが、そもそも肝心の中身の整理ができてませんでした。
なんか、資料作成するぞ! = 見た目キレイな資料作るぞ! みたいな。
そりゃ伝わるわけないですよね。資料の目的もなく、どんな構成や言葉で書けば伝わるか?という検討よりも、いかにして見た目をキレイにするか?に時間を割いた資料なんて・・・
いま思えばそう思えます。
でも、資料作成に関する型とかあることすら知らなかった私は、ずっとこんな調子で作ってました。。。
ではどうすればよいか?というところですが、これは一部引用させていただきます。
「今日にあふれているプレゼンのコツ(ボディーランゲージ・表情・立ち方)は重要ではない。大半は伝えたいことが洗練されていて腹落ちしていれば自然とそうなるという類いのものばかり」
「資料作りも同じ。綺麗で見やすい資料を作るなんて言われるけれど伝えたいことが磨かれた結果として自然にきれいでまとまった資料になるだけ」
伝えたいことを磨いたら自然とキレイな資料になるとのこと。その資料作成の手順がわかりやすく記載されています。
資料作成をする人だけでなく、資料作成を依頼する人にも読んでほしい
私が「マジこれ最高」と思った理由としては、この本には資料作成の技術だけではな、コミュニケーションスキルについても学ぶことができるということです。
仕事を依頼する/受ける時には「何をすればよいか」「期限」「目的と背景」が明確でなければならないなど、依頼する方も
「ちゃんと伝えなきゃ伝わらないんだよ」
ということを理解していただけると思います。
会社で資料作成に関する研修とかは特に受けたこともないので、みんな独学で四苦八苦しながら作っているのですが、今後資料作成に困っている人がいたら絶対にこの本を進めようと思ってます。
その本がコチラです。