自転車の教え方のコツをへんしんバイクのイベントで習ってきました

今年小学校に上がる息子。

補助輪付きで自転車に乗れてると思い込んでいる息子。

そんな息子を自転車に乗れるようにしてあげたくて、いろいろと調べている時に見つけたのが「へんしんバイク」。
「へんしんバイク」とは、バランスバイク(キックバイク)のように使える上に、ペダルを付けたら自転車にもなるという優れものだそうです。

へんしんバイクの触れ込みは「30分で自転車に乗れるようになる」というもの。

「んな、アホな」と思いながらウェブサイトを見ていたら、近所(とは言っても自宅から車で30分)で無料イベントをやるという情報が!

どんなもんかと参加してきました。

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一般的に自転車の教え方のコツと言われるもの

参加結果を書く前に、一般的な教え方と何が違うのか比較したいので、一般的な教え方を事前に書き出してみます。

大まかに言うと4ステップに分かれます。

ステップ1、ブレーキを覚える

スタンドを立てた状態でペダルを漕ぐ→ブレーキ!の合図でブレーキをしてもらう。
を繰り返して覚える。

ブレーキを覚える事で精神的な安心感を覚える。

ステップ2、ペダルをとった状態で乗ってみる

ペダルをとった状態で足で蹴って乗る事で、自転車に慣れる。

ステップ3、2の状態で足を着かずある程度距離が走れるようにする。

バランスがとれ、安定する感覚をおぼえる。

ステップ4・ペダルをつけて練習する

ブレーキを知り、安定する感覚を掴んでいるのでペダルが漕げれば安定して乗れるはず。

こんな感じです。私が子供の頃に教えてもらった方法よりは論理的ですし、子供に優しくなっている気がします。(私の場合は、荷台のところを掴んでてもらって「走れた!」と思って後ろをみると、既に父親は自転車を離している、、、、で急に不安になってコケる。というやり方でした。苦笑)

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へんしんバイクのイベントでの教え方

結論から言うと、先に書いた一般的な教え方とへんしんバイクのイベントでの教え方はほぼ同じでした。

なにが違うのかというと、教え方というよりは”どうやって子どものテンション・やる気を継続させるか?”という部分かなと思いました。

ちなみに、イベントの冒頭で「30分で乗れる、というよりは30分で、乗るためのコツをお伝えします」という説明がありました苦笑。当然ではありますが、乗れるようにはなってないです。

しかしながら、子どものテンションを下げない、やる気を継続させるやり方や、どれくらい出来たらペダルを付ければいいのか?どれくらいペダルを漕げたら乗れるようになるのか?などの目安も聞いてきたのでシェアしたいと思います。

ステップ1、ペダルをとった状態で乗ってみる

練習方法は一般的な方法と変わらず、足で蹴って進む練習です。
イベント会場となっている5メートル×5メートルの空間を使ってグルグル廻ります。

◆テンション維持のアイディア
・ハイタッチ
ペダルなしで足で蹴って進むだけだと、すぐ飽きてしまうので「何周したらハイタッチしよう」と決めて、ハイタッチしてあげる。先生曰く、ハイタッチは子どもの集中力をあげるのに効果があるんだとか。ほんとに?とは思いましたが、後々、「テンション下げないためかぁ」と納得しました。

・ゲームにする
飽きないために「お父さんに追いつけるかな?」と煽ってみたり、「お父さんに追いつかれないようにね!」と追いかけてみたりする事でゲーム感覚で練習が出来ます。その他にも「ダルマさんが転んだ」もひとつの案だそうです。

◆ペダルを付けるかどうかの判断基準

ペダルが無くても大丈夫かもね、という判断基準は、足を着けずに2〜3メートル乗れる事だそうです。

その時の感覚は右足、左足の順で蹴って足を上げる。

音にすると、「トンットンッスーッ」です。

これで2〜3メートル進むことが出来ればペダル付けても大丈夫です。

ステップ2、ブレーキを覚える
一般的な教え方では最初にありましたが、イベントでは跨ってグルグル廻る練習に織り交ぜて練習させていました。

コツとしては、「掛け声を決める」のか良いそうです。イベントでは、「ブレーキ、ぎゅ〜」でした。

グルグル廻っている所で、先生のタイミングで「ブレーキ、ぎゅ〜」」の掛け声。まぁまぁみんな止まってくれてます。

これもテンション維持のアイディアを教えて頂きました。

イベントではここまでで30分使いきってしまいましたが、イベント会場のちょっと空いたスペースで”ペダルを付けて練習してみて下さい”と案内があったので続けてやってみました。

ステップ3、ペダルを付けて練習する

ペダルを付けての練習はゲーム感覚はなさそうです。

⑴まずは、お父さんが後ろからハンドルを両手で掴んであげる。

子どもは、バランスを取りながら漕ぐ。

⑵⑴に慣れたら、お父さんは横から。左手で左ハンドルを持ち、右手は子どもの背中に添える。

子どもは、バランスを取りながら漕ぐ。

この状態でも結構スピード出す事ができ、イベント会場の狭いスペースでも、少し「ふわっ」と安定する感覚が。「あれ?乗れたんじゃない???」みたいな感覚が親子ともどもあり、テンション上がりました。

親が手を離す判断基準
手を離して良い基準は「ペダルを20回漕げたら」とのことです。
20回漕ぐというと結構な距離が必要で、帰ってから家でやってみましたが、20回も漕ぐ前に途中でバランスが崩れます。20回の壁はなかなか遠いなと感じましたが、逆に20回漕げたら乗れるという根拠もわかった気がします。

最後に

今回のイベントでは自転車に乗れるまでには至りませんでしたが、乗れそうな感覚までは掴めましたし、何より息子のテンションが下がっていない(!)ので、もう何回か練習することで乗れるようになるのではないかと思っています。

また、イベントの後に自宅の自転車で試してみましたが、軽さが全然違うので、へんしんバイクは子どもにとっては良いかもしれません。めちゃめちゃ軽いので機会があれば触ってみて下さい。

追記

この記事を書いたあと、春には見事自転車に乗れるようになりました。

テンション維持はできていたかもしれませんが、やはり親が手を離すのは不安なようでした。手を離していないか後ろが気になってしまうことで前を向くのが難しい。

私たちも通ってきた道なので子供心はわかると思います。

そんな時に編み出したのが、自転車から手は離しているんだけど「こどもの背中に手を当てている」状態。(自転車と一緒に走らなければなりませんが・・)

それだけのことですが、こどもに「安心感」が生まれるようで、ちゃんと前を向きながら走れるようになりました。

何事も気持ちと技術ですね。

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