大学生の春休みって、暇ですよね。春休みは宿題・課題もないし、友達はバイトでなかなか会えないし。
私も学生の頃はあまりバイトもしていなかったのでヒマでヒマで、、マンガを読みにブックオフにいったり、ギターいじったり、
映画を1人で観にいったり、近くの大きい公園に散歩がてら桜をみにいったりなど、まるで老後のような生活・・・。
とにかく、なんかしてても「こんな事やってる場合じゃないんだよな・・・」と思いながらも、やるべき事が見つからないという悶々とした日々を過ごしていました。
そんな暇な時間を過ごしていた私が、今(その15年後)になって思う「やっておけば良かった」「やってみて良かった」事を書こうと思います。
(オヤジの小言のように見えるかもしれませんが、)少しでもみなさんの参考になればと思います。
大学生の春休みにやるべき事
ヒマだと感じるということは、「やりたい事がない」「何をしていいかわからない」=「娯楽に対して使う時間はないけど、何をしていいかわからない」「夢中になる事がない」という状態なのではないでしょうか。
もし、その様な状態なのであれば、今の状態は「湖の真ん中でボートで浮かんで、どっちに進んでいいか分からない、迷っている」状態です。
そのままずーっと何もせずにゆらゆらと流れに身を任せていると、やがて社会という川にながされ、流されるがままどこへ行くのかもわからない、どこへ行くべきかもわからず取り敢えず溺れないようにだけ必死に漕ぎ続けて
気づいたときには、私と同じように10数年経っているなんてこともありえます。
そんなことにならないように、社会に出るための準備として以下の事をやっておくと良いと思います。
以下は私が社会に出て「やっておけば人生変わっただろうな」「社会の見方が変わったな」と思った事。偏った意見かとは思いますが、ヒマ潰しと思って読んで頂ければと思います。
夢を見つける
なかなか難しいことだと思います。が、これを今の時間があるときにやるのとやらないのとで相当差がつきます。なぜなら、自分の進むべき道が明確になるから。
私は何も考えず、大学卒業時には就職さえせずにバイトで生活しており、そのままバイトから正社員という形で就職となったのですが、実際、今やっていることが本来自分がやりたかったことなのか?と問われると、答えは「No」になってしまいます。それなら早く辞めれば?と思うかと思いますが、特に嫌な理由もなく会社を辞めるというのはリスクにしか見えないものなのです。
本来やりたいことがはっきりしていればワクワクしてやりたい業界に飛び入りすることもできそうな気もしますが、それがなかなかできないのです。こんなモヤモヤした状態であと20年過ごさなければならないのかと思うとゾッとしますね。こうならないよう、1日10分でもよいので自分の「夢」「道」を考えてみてください。
誤解の無いようにだけ。モヤモヤしているとは言っても現在の会社環境(人間関係、仕事内容)には恵まれているし、それなりに楽しくはやらせてもらってます。
時給以外で稼ぐ方法を考える
大学を卒業したてのときの私は取り敢えずの生活ができなければならない状況で、生活費を稼ぐためにバイトをしていました。そのバイトの選び方も「時給が高い」ことが条件。まぁ、普通はそんなものでしょう。時給がよければそれなりに稼げますしね。
しかしながら、時給で働くには限界があります。
ご存知の通り、バイトの給与は
給与 = 時給 × 稼働時間
となりますね。
私は当時、稼げるだけ稼ごうと1日15時間(朝8時から23時まで)週6日働いていたこともありました(時代的にも許された)。
しかし、それ以上稼ごうと思うと(そのときは思ってませんでしたが)時給が上がるのを待つだけとなります。これが当時の限界。そして働くだけ働いたらその分、ストレスで散財するという負のスパイラルが起きてました。
時給で働くということは限界もあるし、精神的にもあまり好ましくないのです。
ということで、もし可能なら起業を検討したり、発明を検討したり、時給以外で稼ぐ方法を考えてみるべきだと思います。
大学生活を送っている今、生活費に困るということはなかなか無いと思います。この恵まれた状況を使わない手はありません。ぜひ検討してみてください。
ビジネスが舞台の小説を読む
起業とか発明とかいうけれど、そんなの無理という方には、ビジネスを舞台にした小説を読むことをお勧めします。私はビジネス書は読んでいたのですが、なかなか身にならないことが多くありました。
(能力の問題もあるかもしれませんが・・)なんだか、「このときはこうやればいい、ああしたほうがいい」とか言われても実際自分の身に起きてるのかどうか受け止めにくい感じなんですよね。
そんなときに手にしたのがビジネスを舞台にした小説。ビジネスを舞台にした小説を読むことで、疑似体験ができたり、その業界のことにも興味を持ったり、主人公の考え方が参考になったりしました。
私の”世界を見る視点”を変えてくれたのは山崎豊子さんの「不毛地帯」という小説。フィクション作品ではありますが、実際に起きた事件なども出てくる小説です。1〜2巻は戦時中の辛いお話ですが、3巻以降はビジネスの考え方の参考になる内容です。登場人物も、「あー、こんな人いるなぁ」「こういうタイプの人はこんなこと考えているのか」とか考えながら読むことができます。視野の狭い私に気づきを与えてくれた作品です。他にもいろいろありますので、ネットで探してみてください。
大学生の春休みの暇の潰し方
1章で言ったことほど重く考えてないよ、という方にはちょっと軽めのお題をお伝えします。
もし、お金に余裕があるのであれば、時間がある「今」しかできない事をしましょう。つまり、「体験を買う」という事です。
私が在学中にやったのは「スカイダイビング」。社会に出ると、なにかしら人とお話をしなければならない時間が出てくるもの。そんなときのネタになったりして役立ちます。
1泊数万円の高級旅館に泊まってみてサービスを肌で感じたり、自転車で都内・県内の有名スポットを観て回る、はとバスに乗るでもいいし、海外へ一人旅するでも良いです。
なんでもよいから「肌で感じる」事をやってみましょう。一つ体験するたびに、なにか一つ感じることがあるハズです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
なかなか簡単に行動に移せるものではないとは思いますが、ここで踏ん張ってやった人とやらなかった人とでは、雲泥の差がつきます。
10年前、うちの会社のクライアント(一流企業)で一緒に仕事をさせてもらっていた方が「この会社で働いていても僕のやりたい事はできない!」といって辞めていった人がいて、ふと「何やってるんだろうなぁ」と思っていたところ、なんとびっくり!ビジネス本を出したようです(汗)。
私が10年以上ずーっと購読しているビジネスブックマラソンというメルマガで紹介されて知りました。そのメルマガで紹介されるのもすごい事。
やりたい事が明確だと、10年でこんなに差がつくんだなと実感したエピソードです。。
川に流される人生にならないように踏ん張ってみてください!